長いお付き合い
「丸義商事」さんとの長いおつきあい
加藤薫子税理士事務所
1.何十年か前に代々木の住人になる決意をしたのは、近くにロシア語学校があったからです。
当時、私はロシア語で身を立てようと思っておりました。住人になるからには住まいを捜さなくてはいけないと思い「丸義商事」を訪ね、応対してくれた男の人(名前は思い出せないが寅さんの映画に出てくるような雰囲気のどこかなつかしい感じの人だった)が、私の予算と好みに合った下宿屋へ連れて行ってくれました。
その家には10年以上住んでいたように思います。
家主さん夫妻はもう他界されておりましたが、家はまだ残っております。
その家のことを「昭和時代のセットにするといいね」と姪はよく言っていました。
その後、同じ千駄ヶ谷5丁目内のアパートへ引っ越したときも、税理士事務所の物件探しも「丸義商事」にお願いしました。
最初の事務所も次の事務所も建替えのため立ち退き、
今は千駄ヶ谷4丁目北参道交差点近くにあるビルの5階に移ってもう7年、そろそろ以前のような道路に面した1階の事務所に移りたいと考えております。
2.地元の「若い会社応援」に徹して20年:
千駄ヶ谷5丁目で開業して以来一貫して地元の「若い会社応援」に徹してきました。
若い会社との出会いは「タウンページ」経由もありましたが、事務所が道路に面し
ていたせいか、突然見える方もあり、仕事の息抜き時間はいつもそんな時でした。
若い会社とは、文字通り若者が初めて作った会社、という意味です。
強烈な個性の持ち主だけが事業を継続、維持、発展させているとは限りません。
「若い会社応援」は、前進するための応援だけではなく、中には損失の傷が浅いうちに
会社の「やめどき」を通告しなければならないこともありました。
ご本人や社員さんたちが採算を度外視して仕事に夢中になってしまったイベント屋さん
の場合は、その後しっかりした会社へ再就職できたので、私もホッとしました。
失敗しても時節を待って再挑戦する方もいますので、ご本人があきらめるまで付き合いたいと思います。
最近、つくづく思うのは自分の仕事は「見守り業」だと感じるようになりました。
これからも、代々木の街で様々な会社の方とお付き合いして行きたいと思っています。
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